習はずによしあしいふは愚かなりけり

自宅近所の神社によく行く私ですが、毎月「今月の言葉」的なものが掲示されており、結構グッとくることも多くて割と楽しみにしています。その中でも今月のもの(ブログタイトル、一部略)は今の自分にすごく響きました。

医療を中途半端な自己流でやることはまさに愚かです。池袋院は私一人しかDrがいないので、いくらでも自己流でできてしまいます。先人が築いてくれたエビデンスに基づいた医療を提供しなければいけません。

しかし、ここで一つ大きなジレンマが発生します。

「エビデンスに基づけば抜歯以外の選択肢がない歯」についてです。

これには毎日悩んでいます。亀裂が入った歯、骨の吸収が保存可能なレベルを超えてしまった歯、など抜歯が必要となる原因はさまざまです。が!それでも残したいからウケデンタルに来る患者様がいます。

この時自分は何をするのが正解なのでしょうか。エビデンスに基づいて抜歯の必要性とインプラントの安全性をひたすら伝えることが本当に正しいことなのか。

時々、私は患者様と相談のうえでエビデンスから外れる選択をすることがあります。

わずかによい影響がある、歯の延命につながる、何年持つかはわからないがいったん抜歯を回避できる、そういった治療は本来するべきではないのかもしれません。ただ、できる限りのことはやってみたいと思うのは患者様にせよ、歯科医師にせよ悪いことではないように私は思います。

ただし!

時間と費用の無駄になる可能性と、その後の悪影響が大きくなる可能性もあるため、そういった治療を推進しているわけではありません。患者様との相談のうえで意味のある治療だと判断した場合のみ、チャレンジの治療を行うこともある、ということです。

ずっとティーポットが欲しくていろいろ見て回っていたんですが、洗いづらそうだったり、簡単に割れそうだったり、容量が少なかったり、変に背が高くてかさばりそうだったりして、全然良いのがないと途方に暮れていたところ、ふとコーヒーポット?が目に入り、ティーポットとして使えるばかりか、容量も700ccくらい余裕で入る、蓋が茶漉しになっているのでなんなら茶葉直入れでも大丈夫、めちゃめちゃ洗いやすい、シンプルな形状で安定感もあって割れやすくもない、持ちやすすぎる、電子レンジ可、てあんた最強やないか、、と気づいてしまって買ったら案の定QOLが爆上がりでした。しょうもないことでも自分にとっては衝撃てことありますよね。

木村

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