こんにちは。
雪が降ったり寒暖差の変化が大きかったりする毎日ですが、なんとか元気にやっています。
皆さんも体調にお気をつけください。
今回は正中離解の症例です。一番前の歯と歯の間が開いている(俗にいうすきっ歯)状態のことを指します。
先天的に開いていることもありますが、後天的に出現することもあり、矯正治療後の後戻り、歯ぎしり食いしばり、歯周病などの原因があります。原因をそのままにしてしまうとまた開いてきてしまうこともあるので注意が必要です。
今回の症例では、正中部の歯間乳頭(歯と歯の間の三角形の隙間を埋めている歯肉)の落ち込みが目立ちました。患者様の希望もあり、まずは歯間乳頭部への歯肉移植を行い、可能な限り限り空隙を塞ぐことを試みました。
↑歯肉移植後1ヶ月です。術式の詳細は省略します。3次元的に見ても隣の歯と同じくらいのレベルまでは回復できましたが、隙間が十分なくなったとは言えません。移植によるボリュームアップはこれが限界と判断し、ダイレクトボンディング(樹脂による修復)を行うことにしました。
↑術直後です。歯の表面の脱灰(エナメル質が変質している初期虫歯の状態)している部分を一層削ることはありますが、基本的にはノンプレップ(非切削)で処置が可能です。術中に歯が乾燥して色が変わるので、後日色調の確認が必要となります。色調が合わなかった場合は修正することもありますが、今回は問題なく馴染んでくれました。
歯肉移植とダイレクトボンディングを合わせた症例のご紹介でした。
あ、先日の歯肉移植の経過を載せておきます。
↑術後18日
黄色で囲ったところに角化歯肉が増加しています。元々の主訴である嫌な臭いも消えているとのことでした。経過観察を継続していきます。
木村
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