こんばんわ。Youtubeのショート動画をスワイプしていると、脳が衰えていく感覚に陥るのは私だけでしょうか。まあでもついつい見ちゃいますよね。便利グッズとかね。
はい、前歯の症例です。
初診時
歯肉の赤みや腫脹からぱっと見でも歯周病が進行している様子がわかります。さらに右上1番は歯根が破折しているため大きく歯肉退縮が見られます。破折している歯の治療法はないため保存は不可能ですが、歯周基本治療を行った上で一旦は延命していくことにしました。
歯周基本治療後
歯肉の炎症感はだいぶ落ち着きました。右上1番はより歯根が露出しています。患者様と相談しながら延命的に保存していましたがある日とうとう限界が来て抜歯せざるを得なくなりました。
抜歯直後(仮歯を入れるため両隣の歯の被せ物は除去してあります。)
相談の結果ブリッジ治療を行なうことになりました。この後抜歯部位の歯肉はさらに吸収しますので下がった歯肉に合わせてブリッジを作ると1本だけ異常に長い歯にする必要があります。そこで歯肉移植にて失った歯肉のボリュームを増やすと同時に、土台となる歯の歯肉のラインの整形を行い、審美性を回復させることにしました。
歯肉移植及び歯肉整形後の状態
移植後は歯茎のボリュームをなるべく増やしたいので一時的に仮歯のダミーが移植部に触れないように削ってあります。歯肉の治癒が完了したらダミーの形を修正していきます。今回は1度の移植のみでしたが、場合によっては2回以上行うこともあります。どこまでを求めるかは患者様との相談で決定します。
最終的な型取り時
左上1番のみ生活歯(神経が生きている歯)で、他の3本は元々根管治療済みでした。根管治療は全てやり直し、MTAセメントで根管充填を行ってグラスファイバーと樹脂を用いて土台も新しくしました。
咬合面からの状態
右上1番欠損部の前後的(頬舌的)な厚みが確保されていることがおわかりいただけますでしょうか。
以前にも書きましたが、さまざまな治療の組み合わせによってインプラント以外でも審美的、機能的な結果を得られる場合もあります。それぞれの患者様に最適な治療をご提案できればと考えております。
木村
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